アーカイブ ‘ 2006年 10月

九段雑感

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今日はお仕事で九段へ。いや、こんな東京の中心地ですが初めて降り立ちました。
左手に皇居のお堀を眺めつつ、靖国神社を右手にてくてく・・・
なんだか緑が多くて東京らしからぬ一角ですね。
歩いているうちに見つけた看板。
「九段」のいわれが書いてありました。
大名町で、石垣が九重にもなっていたから
九段だったそうで。
そのころから、今のような厳かな雰囲気があったんでしょうね。
と思って訪問先の居酒屋さんに言ったら
「ここは昔、花街だったんだよ」なんてことを聞きました。
あらま~
「戦争に行く前に花街に行ってね、それから行くわけ」
なんてことが本当かはさておき、
こんな靖国神社の目の前が花街だったんですね
そういえば、最近引越し準備で読み直した
中沢 新一の「アースダイバー」にも、水辺にはそういう女性が集まるっていう話がありました。上野不忍池もまたしかり。

アースダイバー アースダイバー
中沢 新一 (2005/06/01)
講談社

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・・・と、そういう話題がしたかったのではなくて
「アースダイバー」にあったとおり
周りに水辺があるとか、山があるとか
神社があるとか、低地だとか、
そういう地理的条件が町の雰囲気を作って
お店も人も呼び寄せる、ということがちょっと実感できた
日だったのでした。
私が働くのは日本橋。
ここもまた独特の磁場が働いていそうです。

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