お盆におもうこと

今年のお盆がやってきました。
いつもコミコミの通勤電車がすいていました。
意外と皆さん、休みをずらさずお盆どんぴしゃにとるんですね。
お盆なので、亡くなった弟のことを思いました。
私が4才の時に亡くなった1つ年下の弟。
9月の夏祭りの神輿を家族で見ていた時に、
父親の背中で心臓発作をおこし、そのまま亡くなりました。
私には弟の記憶はあまりなくて、
私が弟を泣かして父親が怒っていたことのとか
べそをかいた弟を私の上の姉が慰めているのを見ていいな~と思っていたとか
ほんの断片しか覚えていません。
一番覚えているのは、亡くなった時のこと。
病院から帰っきてベットに寝かせた弟の横で
父親が泣いてびっくりしたこと。
大人達はベットのそばに集まっていたので
私たち兄弟3人は1階の客室の隅っこにいて
まず6歳上の兄が泣き出し、次に4歳上の姉が泣き出し
私は良くわからなかったけど、みんなが泣いているのが悲しくて
最後に泣き出しました。
弟は来年幼稚園に上がるというときでした。
早めに買っていた幼稚園用のシューズが、その年の冬も
階段横の物置スペースにちょこんとあったことを
なぜかそこの風景だけ鮮明に覚えています。
自分は末っ子根性に溢れているなあ、と良く思うのですが
4歳までは中間ッ子だったんですよね。
弟の記憶も、末っ子に嫉妬する真ん中の子の気持が入っているし。
三つ子の魂百まで、は当てにならないなあ。
両親は私の2つ上の兄も死産でなくしているので
兄弟5人のうち、下3人の中では私だけが大人まで育ったわけです。
そう考えると、今実家を出て東京で自由にいろいろやらせてもらっているのも
すぐ上の兄とすぐ下の弟の分までやらせてもらっているのかなあ
と感謝の気持を持たせてもらったり。
また、その分まで親孝行ができるといいなあ、と思ったり。
まあ、何にしても親と兄弟っていいもんですね。
そんな風に思わせて頂いた今年のお盆でした。

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