アーカイブ ‘ 2014年 8月

うなぎパンに伝統と未来を感じる

7/29は土用の丑の日でしたね。

レッドリストに指定されたウナギ。ウナギに限らず日本の漁業資源の扱いについてはイロイロ問題がありつつ、少しずつ良い流れも出てきているそうで。

勝川俊雄先生のブログtwitterを中心に勉強中です。
あと、ほぼ日での対談もあります。
日本の魚は「世界一」じゃない!? – ほぼ日刊イトイ新聞

そんな中、今年の土用の丑の日をめぐる動きで、個人的にすごく気になったのがこちら。

セブンイレブンの「にょろ~りう~なぎチョコパン」
販売期間が短すぎて、私が気付いた時には販売終了。買えなかったのが残念。

20140802うなぎチョコパン
※公式サイトの画面キャプチャです

ひとしきり笑った後、でもこれってなかなかいい目の付けどころんじゃないかと。

歴史的にみると、リアル人身御供から変化した埴輪とか、干しアワビから単なる飾りになった熨斗と一緒の構造だからです。

ウナギも土用の丑の日の食べるという習慣がすっかり根付いているので
いざ安物として食べるのはやめようとなっても、なかなか変わらないと思うんですね。

でも代わりにチョコパンを用意すれば、移行具合がすんなり行くんじゃないかと。

生贄の代わりに埴輪を用意した時とか、アワビを飾りで使った時とかのほうが
礼儀がなってないとか、偽物だとかいって笑われたんじゃないかと思いますが
結局そちらに移行していますし。

来年はこの動き、もうちょっと広がるんじゃないかと思っています。

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