アーカイブ ‘ 2010年 3月

不埒なことに埒があかない

今日、ふと歩いている途中に「埒(らち)があかない」という言葉が浮かびました。
(今考えると、なんでだったんでしょう?何か行き詰ってたのか?)
埒があく、よりは、埒があかない、って方が使うなー、
と思い、はてそもそも「埒」って何?と疑問に思ったのです。
埒…
そう言えば、「不埒(ふらち)」って言葉もありますよね。
携帯で変換してみると、どうやらどちらも漢字は「埒」です。
そこから推測すると…「埒」の意味は何なんだ??
意外と近いようで、いまいちこの2つのことばの共通点が分かりません。
不埒…。
無礼、に近いけど、もっと倫理的にだめな感じ。
じゃあ「埒」って、倫理とかルールこと?
でもそれだと、「埒があかない」の方に当てはまりませんよね。
そもそも、
明かない、なのか
開かない、なのか
空かない、なのか??
で、「埒があかない」の方からイメージして、
扉のようなもの、それも本来はあるべき扉のようなものではないかと想像しました。
扉が空かないから、先に進めなくて行き詰って、「埒が開かない」
あるべき扉がなくてあけっぴろげで整っていないから、「不埒」
「不埒」の方がちょっと苦しいですが、そんなアイディアでした。
で、ネットで調べた結果は、

(1)かこい。しきり。特に、馬場の周囲の柵。
(2)物事のきまった範囲。限界。
大辞林 第二版

語源由来辞典:埒があかない
囲い→ものごとの秩序ということだったんですね。
当たらずとも遠からずだったかな?
こういう推測はたのしいですね。

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