ホンダ式サバイバル・キャリア術

本田式サバイバル・キャリア術 本田式サバイバル・キャリア術
(2009/03/18)
本田直之

商品詳細を見る

「レバレッジシリーズ」が有名の本田氏が3月20日に出版した最新本。
タイトルが気になっていたので、本屋さんで目次チェックした後に購入を決定。
会社ではなく個人としてやっていける力を見につけよう、
その力を本田氏は「パーソナル・キャリア」と呼んでいます。
このコンセプト自体は、これまでもリクルートエイブリックのキャリアスクール
アイカンパニー」の講義でも考えてるきっかけをいただいてきたのですが、
今の自分にとってとても嬉しく、励まされる言葉が本の端はしにありました。
そのなかからいくつか抜粋。

「ここでやってはいけないのは、(パーソナル・キャリを)すぐに
 換金しようとすること。たとえばITの勉強をしたからといって、
 ウェブ関連の作業的な請負仕事をしたりするのは避けるべきです。
 これは先にも述べたような、時間を切り売りする時給の
 仕事になりがちで、付加価値を高めることにつながりません。」
「(パーソナル・ブランディングをアウトプットするという)
 第二ステップでは、『打てば響く』というような反応を望んでは
 いけません、長期的な視点で、焦らずたゆまず発信し続ける
 ことが大切です。」
「パーソナル・キャリアとは『この道一筋』を極める類のものでは
 ありません。いくつもの種をまき、それらがいくつもの段階を踏んで、
 複合的につくられていく。これが私自身の実感です。」
「三十台はパーソナル・キャリア作りに精力を注ぐべきですが、
 まだリターンを取ろうとするには早いでしょう。手早く換金するより、
 自分資産を豊かにするイメージが理想です。」
「いいものに出会い、偶然を生かすには、むしろすべて(のキャリア)を
 デザイン(設計)しきらないほうがいい。ドリフト(流される)しても
 いいというより、説明外はドリフトすべきだといってもいい。
 ひとは、自分で選ぶと、ある範囲内から、行動プランを選んでしまう。」
「1ヶ月限定で、通常の半分の生活費で暮らしてみること。(中略)
 いろいろ工夫するようになり、その楽しさにも気づくでしょう。
 その経験は、必ずこれからの時代をサバイバルしていく糧となります。」
「パーソナル・ブランディング作りの基本になるのは、なんといっても
 セルフ・メディアによる情報発信です。」
「年収が上がっても、生活レベルを上げないことです。」

などなど。
焦らず、危機意識を忘れず、こつこつがんばろうという
前向きな気持ちになれました。

  1. コメント 0

  1. トラックバック 0

return top