アーカイブ ‘ 2009年 6月

虎はいいけど鷹はだめ

今日のクローズアップ現代で、常用漢字の追加問題を扱っていました。
インターネットの普及で逆に難しい漢字が使われる機会が増えたので
常用漢字を増やすことを、文部省の委員会で検討しているとのこと。
ネットやマスコミで使われる漢字の数を調べた結果、
虎は復活候補に入ったけど、鷹は落ちてしまって
三鷹市が講義しているそうです。
顔文字に使われる草冠の旧字体とかもよく使われる漢字で挙っていて
委員会がもめていました。
こういう調査ってどこの会社が請け負うんでしょうね。
結構なお値段するんだろうなあ。
それはさておき、漢字とか言葉の問題って、自分の考えを振り返っても
結局は「言葉や社会をどう捉えるか?」という問題になるので
そうそう多くの人が納得のいく答えは出ませんよね。
その中でも思ったのが、今後の流れとしては「常用漢字」という
概念自体、あまり大きな価値がなくなっていくんだろうなということ。
だって私、普段常用漢字を意識して使ってなんていませんもん!
(出版原稿を書く時は別ですが)
難しかろうが何だろうが、その漢字に“魅力”と実用性があれば
使われる機会は増えていく。
ただ、そういうことなんだろうと、我が身を振り返って思ったのでした。
ちなみに、常用漢字つながりで思い出しました。
ほぼ日の「オトナ語の謎」の「股をひらく」ネタも好きです。
(謎という字も、しんにょうの点が一つか二つでもめているそう)

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